時間や天気によって表情が変わる城壁。
この日の朝はなんだか神々しかったよ。
城壁に9つある中では、小さい門。
くぐり抜けた向こう側の景色を前にすると、
気持ちがでっか〜くなる。
朝日を浴びて光る、石畳の道。
16世紀に裸足のカルメル会を設立した聖女テレサの生家跡に建てられた、
Convento de Santa Teresa サンタ・テレサ修道院。
ここではフランスの製作家カヴァイエ=コル Cavaille-Cóll の
オルガンを弾かせてもらった。
初代Aristideが作った小さな楽器の、
丸みを帯びた柔らかい音色が礼拝堂を包む。
スペインの古い街で、
フランスのロマンティックな響きを聴くなんて、
なんだか不思議な気持ち。
カルメル会の若い修道女たち。
スカートの裾をヒラヒラさせながら、
軽やかに歩いている様子は、
映画のワンシーンみたいだった。
有名なお菓子屋さんの店頭に並んでいた修道女クッキー。
顔の作りはわりと雑。