2018.08.18-25 Ávila, España

この夏の旅のことをすこしずつ。

まずは2つのコンサートをさせていただいたアビラから。

 

ここは12世紀にイスラムから街を守るために作られた、

全長2キロを超える城壁が、旧市街を囲んでいる。

 

城壁の上から街を見下ろした写真。

花崗岩を積み上げたという壁の色と赤い屋根の家々、

濃い緑の木々、まだ柔らかい光の午前中の空の色。

全部が合わさって、ちょうどいい具合なんだ、きっと。

コンサートで弾かせていただいた

Basílica de San Vicente サン・ビセンテ聖堂。

この教会は、城壁の外側にある。

12世紀にロマネスク様式で建てられた聖堂の入り口。

練習に行く度にあんぐり口を開けて見上げていた。

教会の目の前は、城壁に9つある門のうちの1つ、

La puerta de San Vicente サン・ビセンテ門がある。

練習のあと涼みながら友達とその知人と立ち話。

たまたま犬の散歩に来た友達の家族も加わって、

日が暮れゆくのを見ながら、気がついたら2時間もたっていた。

これが正しいスペインの、夏の夕方の過ごし方。

 

 

鳥の声と、ミサの始まりを知らせる2つの教会の鐘の音の大合唱。

何につけても、なんとダイナミックなことか、スペインは。