「プログラムはもう印刷しちゃったけど、
アナウンスしてお客さまに説明するから、
みねこもコンサートに出ればいいよ!」
というAnnaちゃん、
Tadeo Ortega文化協会の代表で、オルガニストのAnna Aguadoさんの提案で、
フランスのトゥールーズで勉強している
4人のオルガニスト達に混じって
この日の夜行われるフェスティバル主催のコンサートに、
飛び入りで弾かせてもらうことになった。
というわけで、慌てて練習。
コンサートが行われるCapillasの San Agustin 教会。
屋根にコウノトリの大きな巣がある。
バルコニーから礼拝堂を見下ろした図。
Tadeo Ortegaの名器を巡った
今回のオルテガ祭りのフィナーレを飾ったオルガン。
Tadeo Ortega 1776製作
カピリャスの教会の周りはなーんにもないところで、
水も買えなければごはんも食べられないので、
宿のマダム、ローリーが
ボカディーリョ(サンドイッチ)を持たせてくれた。
ただ、チーズの入ったトルティーリャ(オムレツ)がはさんであるだけなのに
なんだ、この美味しさは。
私の靴より長いサイズ、これ一つでお腹いっぱい。
前日は、太陽をいっぱい浴びたとびきりのトマトと
生ハムサンドを作ってくれた。
デザートにプリン、大きなお水のボトルも。
もうほんとに、優しすぎるよ。
オルガンのあるバルコニーの入り口にひっそりと飾られていた絵。
目がとてもいい。
コンサートは、サン・セバスチャンに続いて、
ここでも演奏している姿が祭壇の前のスクリーンに
大きく映しだされていた。
どうやらこのスタイルがスペインで流行っているらしい。
オルガニストにとっては
なるべく早く過ぎ去ってほしいブームだなあ。
終演後の教会。
たくさんの方がいらしてくださった。
宿に急いで帰って、ごはん。
ローリーがあっという間に作ってくれた最後の夜ごはんは
羊肉の素揚げ。
揚げたじゃがいも。
ぱくぱくぱくぱく、
やめられない、止まらない!
いつも食べてるトマトと、
同じ野菜とは思えない。
飛び込みでコンサートで弾かせてもらった上に、
3日間のごちそう全部も宿もAssociationが持ってくれるという
信じられない歓待を受けてしまいました。
この後深夜バスでマドリッドの空港に移動。
学生の時みたいな強行スケジュールだったけど、
楽しかったなあ。
次は別世界のオランダへ。