日本語を話す司祭がいるから会いに行ってみたら?と言われて、
夕方サン・ミゲル教会のミサに出かけた。
上智大学など数年間日本に住んでいたという
ラテン・アメリカ出身の司祭は、
驚くほど流暢な日本語をしゃべった。
これから20キロ先の街のミサにも行かなければならない、と
急いで着替えながら、
「セビリャに日本人のすてきな修道女がいるから、
会いに行ったらいいよ。」
などと、あれこれ話す。
お互いに
「日本語を上手に話されますね。」
「あなたこそ!スペイン語をどこで習いましたか。」
(実際は、司祭の日本語には到底及ばない…)
なんて言いながら。
夜の帳がおりるころ。
そうそう、日本にはないこの空の深い青色が恋しかったんだ。
Iglesia de San Miguel
ミサに出る前に身だしなみを整える修道女。
Iglesia de San Agustín.
古い城壁を抜けて修道院の宿へ。
日が暮れると一気に気温が下がる。
空の青色はますます深くなって、あたりは静まり返る。