2024年12月20日(金)18:30から、
みどりが丘ふくしかんのクリスマスコンサートで
バロック・チェロの髙橋弘治さんと弾かせていただきます。
バロック・チェロとのデュオは初めての経験。
慎ましやかで、かつ深い音色に
一緒に弾いているうちに自然と呼吸が深くなる感じがします。
ドメニコ・ガブリエリのチェロソナタは、
あのヴェネツィアのガブリエリの一族かと思ったら全然違うそうですが、
またひとつ、知らない名曲に出会えました!
低い音域のチェロの伴奏をするために、
通奏低音の右手の良いポジションを教わりながら準備しています。
オルガン曲からはスペインのコレアやフランスのクープランの
左手(バス)がソロの曲を演奏します。
バスの部分をチェロに弾いていただいて、
どのように旋律を歌うのか近くで聴いてみたい!
という願いから、選びました。
髙橋さんいわくチェロで弾いて全く違和感がないそうで、
当時のバスのソロはこういう低弦楽器をイメージして
書かれたことがうかがえます。
オルガンでもこんなふうに弾きたい。
エンドピンをつければロマン派以降の作品もいける!とのことで、
フォーレやサン=サーンスもプログラムに入れました。
驚くほどの響きの変化をお楽しみに!
オルガンのソロは近藤岳さんのサルヴェ・レジーナを。
聖母マリアを思わせる透き通った響きから、
空間がどこまでも広がって
めくるめく光に照らされるような場面まで、
フルートの8’と4’のストップしか使わない、
ポジティフ・オルガンのために書かれたとは思えない
レンジの大きい作品です。
チェロはバッハの無伴奏組曲3番からいくつか
弾いてくださいます。
楽しみ。
一年の終わりに、親密なひと時をご一緒に。
美味しいワインも出ます。
ちいさな会場ですので、ご予約はお早めに!
プログラム
A.deカベソン:めでたし海の星
D.ブクステフーデ:いざ来ませ、異邦人の救い主よ
F.コレア・デ・アラウホ:第7旋法のバスのティエント 第33番
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調より「
F.クープラン:『修道院のミサ』「グローリア」より テノールをクロモルヌで
D.ガブリエリ:チェロ・ソナタ第1番ト長調
***
J.S.バッハ : 目覚めよ、と呼ぶ声あり
J.S.バッハ:汝イエスよ、今天より降りたもうや
近藤 岳 : サルヴェ・レジーナ
G.フォーレ:ロマンス
C.サン=サーンス : 祈り