この夏の旅のことをすこしずつ。
まずは2つのコンサートをさせていただいたアビラから。
ここは12世紀にイスラムから街を守るために作られた、
全長2キロを超える城壁が、旧市街を囲んでいる。
城壁の上から街を見下ろした写真。
花崗岩を積み上げたという壁の色と赤い屋根の家々、
濃い緑の木々、まだ柔らかい光の午前中の空の色。
コンサートで弾かせていただいた
Basílica de San Vicente サン・ビセンテ聖堂。
12世紀にロマネスク様式で建てられた聖堂の入り口。
教会の目の前は、城壁に9つある門のうちの1つ、
La puerta de San Vicente サン・ビセンテ門がある。
練習のあと涼みながら友達とその知人と立ち話。
たまたま犬の散歩に来た友達の家族も加わって、
日が暮れゆくのを見ながら、気がついたら2時間もたっていた。
これが正しいスペインの、夏の夕方の過ごし方。
鳥の声と、ミサの始まりを知らせる2つの教会の鐘の音の大合唱。
何につけても、なんとダイナミックなことか、スペインは。