Marchena,España 2017年春・その2

マルチェーナの街並み。

ここは、黄色と白の組み合わせが多い。

やっとすこしスペイン語で

会話が出来るようになって、俄然楽しくなってきた。

 

わたしが幼児ほどの語彙で話すから

心配になるのだろう。

市場ではやたらとみんなが

あれこれ世話を焼いてくれて、

おまけをくれたりもする。

 

今回、パン屋さんでBocadillo(サンドイッチ)を

作ってもらうことを覚えた。

フランスパンよりちょっとやわらかいパンを、

トースターでカリカリに焼いてくれるのだ。

 

「そのハムを挟んでちょうだい」というと、

おじさんが

「世界中の人々がマヨネーズを愛してるけれど、

君もつけるかい?」

なんて言いながらウインクをして笑う。

 

街の中には古い建物が当たり前のようにあって、

でも圧倒的な存在感を放っている。

16世紀に宗教作品をたくさん書いて、国際的に活躍した

作曲家Cristóbal de Moralesは

マルチェーナに住んでいたという。

 

ここでの常宿、修道院の宿泊施設へは

こんな道を抜けていく。

教会で古いオルガンを弾いて、

古い街並みを歩いていると、

いったい今が何世紀で、

自分が何者なのか、よくわからなくなってくる。