Abbaye Notre-Dame du Pesquié, France. Sep. 2019/その3

修道院では花と野菜を一緒に育てる農法を採用している。

この力強い花々のように、野菜の味も濃い。

 

毎食畑から採ってきたばかりの野菜がテーブルに並ぶ。

かしこまってはいないけれど、

隅々にまで気が配られた料理やその盛り付けは、

この修道院の在り方に通じる。

フランスならではの

くたくたに煮たいんげん豆、じゃがいも、

ツナなどがかくれた贅沢サラダ。

身体の底から温まるスープ。

いったい樹齢は何年だろう…という

立派な木の一本ずつにしつらえてある素焼きの焼き物は、

イエスキリストが十字架にかけられるまでの

場面が描かれている。

受難節にはここでミサが行われるそうだ。

今年はたぶん今頃じゃないかな。