修道院では花と野菜を一緒に育てる農法を採用している。
毎食畑から採ってきたばかりの野菜がテーブルに並ぶ。
かしこまってはいないけれど、
隅々にまで気が配られた料理やその盛り付けは、
この修道院の在り方に通じる。
フランスならではの
くたくたに煮たいんげん豆、じゃがいも、
ツナなどがかくれた贅沢サラダ。
身体の底から温まるスープ。
いったい樹齢は何年だろう…という
立派な木の一本ずつにしつらえてある素焼きの焼き物は、
イエスキリストが十字架にかけられるまでの
場面が描かれている。
受難節にはここでミサが行われるそうだ。
今年はたぶん今頃じゃないかな。