10月27日土14:00から恵泉女学園大学の
チャペルコンサートに出演します。
考えてみたら前に初めて弾かせていただいたのは、
2009年のお昼のコンサート。
先日9年振りに練習に伺いました。
木々の中のチャペル、朗々と歌う豊かな音色のオルガン、
気持ちの良い残響に
ずっとここで弾いていたいなあ…と、
それはもう嬉しくなっています。
今回のテーマは秋。
キリスト教では間もなく来る11月を
死者を思い、祈りを捧げる月としています。
プログラムの後半には、
ブラームスの死の前年に書かれ、
遺作となったコラールや、
柿沼唯氏のレクイエムを演奏します。
レクイエムは、オーボエとオルガンのために書かれた曲を、
初めてオルガン一台で演奏を試みます。
底のない深い悲しみと、
限りなく甘美なものが表裏一体の世界に、
足元がぐらぐらするような感覚で弾いています。
またとんでもない曲に手を出してしまいました…
よかったら足をお運びください!
【プログラム】
G.ガブリエリ:第12旋法のイントナツィオ
J.P.スウェーリンク: ト調のトッカータ
G.フレスコバルディ: 聖母のためのミサより「ベルガマスカ」
N.de グリニ:ミサ『グローリア』より「ティエルス・アン・ターユのレシ」
A.de カベソン:第1旋法のティエント
J.カバニリェス:第4旋法のパッサカリェス
J.カバニリェス:第7旋法のティエント
ーーーーーー
J.ボネ:『秋の詩』より 「菊の歌」
J.S.バッハ:シュープラー・コラール集より「われいずこに逃れ行かん」
J.S.バッハ:「わが愛する神に」
J.ブラームス:11のコラール前奏曲より
「わが心は喜びに満ちて」
「今やこの世にわかれを告げて」
柿沼 唯:レクイエム
F.コレア・デ・アラウホ:モラレスのバッターリャによる第6旋法のティエント