ある日は、ハーレムから電車に乗ってアルクマールへ。
この写真の奥の方に見える、聖ローレンス教会 (St. Laurenskerk)のお昼のコンサートを聴きにやってきた。
ちょうど着いた頃に、カリヨン(鐘)が15分くらい鳴り響いていた。
オルガンでよく弾かれるルネサンス時代のダンスの曲で、嬉しい。
代々教会のオルガニストがカリヨン奏者も務めているとのこと、演奏しているところを近くで見てみたいなあ。
黄金色のシュニットガーオルガン。
Van Hagerbeer/Schnitger Orgel (1646)
コンサートでは、教会の横にツバメの巣のようにひっそりと置かれている、小さなオルガンも演奏してくれた。
大きいオルガンは、もちろんこの上なく素晴らしかったけれど、それ以上にこの小さな楽器に、釘付けになってしまった。
これまで聴いたオルガンの中で、最も古い16世紀初めに作られたもの。
まるで生き物みたいに、呼吸をしているのがよく分かる。
ああ、いつか弾いてみたいな。
Jan van Covalens(1511年製作)
教会の中では、絵画の展示や販売も行われている。
版画の実演も。
チーズ市で有名なアルクマール、教会の外の広場ではたくさんの種類のチーズが売られていた。
ぽってりした、丸い形のチーズの数々。
近くのカフェで一休み。
生姜がたっぷり入った、人参のポタージュで身体を温める。