8月の初旬からヨーロッパに来ています。
まずは8月3日から7日までスペインのバスク地方、
サン・セバスチャンで行われた
オルガン・アカデミーに参加しました。
東京ーパリ(シャルル・ド・ゴール)、
そこからバスでオルリー空港に移動して
パリ(オルリー)ービアリッツは小型の飛行機で。
ビアリッツからサンセバスチャンまではバス。
そこからタクシーで宿までやっと辿り着いたのは、
東京の家を出てから、ちょうど24時間後。
翌朝8時に教会に集合だったので、
日の出とともに海辺を朦朧としながら歩いた。
突き当たりにあるのが、レッスンが行われた
サンタマリア教会。
フランスの名工、カヴァイエ=コル製作の楽器。
この楽器に会うために、はるばるやってきて本当に良かった。
エレガントで、女性的なこの音をずっと忘れませんように。
Cavaillé-Coll 1863
フランスの楽器なのに、音色の名前は
スペイン語で書かれているので大混乱。
例えばBourdonの8フィートはViolon13と表記されている。
しつこく質問攻めにして、
音色と鍵盤の呼び方を全部理解できたのはもう帰る頃。
最終日の受講生によるコンサートの模様。
ヨーロッパでは演奏台がバルコニーにあって
聴衆からは見えないので、
集中して弾ける…と思っていたら、
こんな風に演奏台の様子は終始大画面に映しだされていた。
日本だけじゃないのね、ビジュアルコンサートは。
緊張したよ、もう。