お寺と教会のオルガン

お寺の幼稚園ではお釈迦さまが亡くなったとされる今日、2月15日に毎年恒例の涅槃会が行われた。

礼拝の後は隣で横たわる仏さまの邪魔にならないように、なんとなく小さな音で小さくなって練習した。

今日は空気がカラカラに乾いてたので、途中で黒鍵が4つも鳴りっぱなしに。

楽器には過酷な季節です。

偶然に出来たハーモニーがやけにお洒落な響きだったので、

ジャン・アランのように鳴りっぱなしの鍵盤の上で自由に即興でもできたらいいのになあ、と思う。

 

明福寺の園長先生が、近くの小松川教会の付属の保育園の園長先生と親しくされているということで、

嬉しいことに練習の後オルガンを見に連れて行ってくださった。

Fama en Raadgever 社1993年製作。

オランダ・ゼーランド州カペレ市の教会から2013年に移設された。

教会の方々が一丸となって足場を組むところから始めて設置したという、素敵なお話を伺った。

この楽器も教会の建物も今ちょうど23歳だと、園長先生が教えて下さった。

つくづくご縁があったのですね。

教会ではお導き…というのかな。

まだまだ青年期のこの楽器は、これからどんどん輝きを増すことでしょう。

教会では毎月第三土曜日にお昼のチャペル・コンサートが行われています。

くわしくはこちらからどうぞ。