梅雨のころに、浜名湖を見降ろす高台にある長楽寺の
第2回風琴の調べでリードオルガンを弾かせていただいたときのご報告。
素敵な玄関にある絵は、
このお寺を守る女性僧侶の吉田真譽さんによるもの。
プログラムは、毛筆の手書き。
いいでしょ。
今回は、このお寺に別々のところからなんと!3台も寄贈された
リードオルガンを使ったコンサート。
早島万紀子先生のソロから始まって私が2台目を、
最後には長木千鶴子さんの3台目が加わって柿沼唯氏の華を演奏した。
前回梅の花が満開の頃には、一台のオルガンで
万紀子先生が上手に風を操って、何曲か連弾をさせていただいたけれど、
自分で踏みながら演奏するのは初めての経験。
ついつい必要以上にばたばたと動かしすぎて、ひとり汗だくに。
これからたくさん修行が必要です。
それにしてもリードオルガンで弾いた華は、
風がゆらいで、儚げで夢の中のようだった。
長楽寺のfacebookページからお借りした、演奏中の様子。
この日は父の日だったので、
真譽さんのご主人の7回忌とあわせて、
出演者3人それぞれの父のための法要をしてくださった。
空の上の父はこの嬉しいサプライズに、どうしていいかわからずに
頭でもぽりぽり掻きながら、困ったような顔をして笑っていたことでしょう。
特別にすてきな、忘れられない一日になった。
終わった後は、名園を眺めながらお茶と手作りの梅の甘露煮を挟んだ最中。
小雨の中、梅干しを作るべく、梅をもいで、たくさんいただいて帰った。