先日フリーペーパーに記事を書いてくださった
ECRITが運営す る、
学芸大学の駅近くの
木林(きりん) 文庫に改めておじゃました。
Una pequeña biblioteca donde solo hay libros sobre árboles.
小説から写真集、絵本、 まんがまで
木にまつわる本ばかりが集められている、
本好きにはたまらない空間。
本のそばに添えられた各地の雑貨や
どんぐりなどを見ながら、
ひとつづつ須山ご夫妻のお話を聞くのも楽しい。
静かでどこか懐かしい、
夢の中に出てくる
空中庭園みたいなところだった。
ふと手にとった、
ECRITから出版された
作品集に一目惚れ。
大きさのカードに描かれた膨大な量の作品 は、
靴箱やボール紙、ポスターの裏紙など、
家にあるものを片っ端から使ったという。
ユーモラスな作品、グロテスクなもの、
宗教画や風刺画など。
作品にタイトルがないので
あくまでも私にはそう見えるだけで、
画家の真意はわからない……
というところもまたいい。
作品の多くに描かれている様々な顔の
まなざしに、射抜かれてしまった。
ひたすら描き続けた、そのエネルギーに、
いつか実物を見るチャンスが訪れますように。