先週、お花見に持って行くのに、
朝から張り切って作った
鶏のせせりの梅酢唐揚げ、ふきの煮物、
青のりの卵焼き、山うどのきんぴら。

ふきを下茹でして冷水に取ったあと、
はじから少しだけ剥いたすじを
まとめてつまんで一気に引っ張ると、
するりと洋服を脱いだようにきれいにとれる。
うまくいった時の、
爽快な気分を味わいたいがために
取りかかるまでは面倒でも、
一年に一度はふきを買おうと思うのだ。
中から出てくる翡翠色の、
柔らかいくきにしばしうっとり。
冷たい雨が降ったので、会場を碑文谷公園から
学大の空中庭園、
木林文庫(予約制の図書室)兼、
館長夫妻のご自宅に変更して、
花すけさんの桜を愛でながら
持ち寄ったごちそうをいただいた。

反対側からも。

このあとも続々と美味しいものがが出てきた。
樹にまつわる1,800冊もの本のそばで過ごした、
幸福な午後のおはなし。