2022.08.19-24 Clairvaux-les-Lacs その3

去年の夏の旅のつづき。

モザイク模様の屋根に目を奪われる、聖ニティエ教会。

避暑に訪れる観光客が多いからだろうか、

教会前の広場にはメリーゴーランドが置かれていた。

そのまま絵本に出てきそうな光景。

 

入道雲とメリーゴーランド。

ここに到着した日以外は、毎日よく晴れた。

 

とても美味しいパン屋さんを教えてもらったので、

いそいそと毎日違うサンドイッチやキッシュを買って、

メリーゴーランドの前でたべるのがお昼の楽しみ。

 

アソシエーションの方の、手作りの看板。

 

ベルナール・オーベルタン製作のオルガンは、

軽井沢コルネのオルガンと同じくらいの規模で、

ケースもよく似ている。

 

時差ぼけの頭で夢中で練習していたら、

自分がどこにいるのか一瞬わからなくなった。

 

向かって右側のステンドグラスのカバーは、

アソシエーションの方が、

楽器に直射日光が当たらないように、と

ハシゴを使ってかけたもの。

 

このオルガンは、アソシエーションの方々が寄付を募って

設置が実現したものだ。

その情熱たるや……

 

聞いたことのないストップ”Clairvallia4’”は、

クレルヴォーの知名から作られた

オーベルタン独自のストップ。

高音部はTraversièreの豊かな音色、

低音部は慎ましいBourdonで構成されて、

このストップだけを使ってカベソンの小品を弾くと、

4声全部がクリアに聴こえてきた。