アビラのカテドラルは、
シンプルでシックなデザイン。
曇り空がよく似合う。
Catedral de Ávila
城壁の外からみると、こんな風。
イスラムの攻撃に備えて、建物の一部と城壁を一体にして、教会とはわからないように作ってある。
カテドラルにある後期のスペインバロックオルガンは、
信じられないくらい細くて柔らかい音で
うっとりする。
これをバロックオルガンと
呼ぶのだろうか…!
Leandro Garcimartín (1828), restaurado por Grenzing(2008),
Catedral de Ávila, España.
内陣の天井には、
見たことがない薔薇色の模様が無数に入っている。
ステンドグラスを通した太陽の光が
柔らかくそれを照らす様子は、
この世のものとは思えぬ美しさで、
図らずもあっ、と小さく声が出た。
後の時代に作られた手前の壁が、
何事もなかったように白いのもおもしろい。