2015.08.03〜07 San Sebastiánのオルガン巡り・その2

San Sebastiánのオルガン巡り2日目は、

フランスの名工Cavaillé-Collの楽器を見て回った。

 

イエズス会の創始者の一人、イグナシウス・ロヨラが

生まれた地、Azpeitia のLoyola教会

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Cavaillé-Coll 1889製作

オリジナルのまま残されている。

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続いて、AzkoitiaのSanta Maria la Real教会に移動。

Cavaillé-Coll 最晩年の1898年製作

カヴァイエ=コルはこの楽器が完成する2ヶ月前に亡くなった。

今回のアカデミーの先生でオルガニストの

ミシェル・ブヴァール氏は

世界一美しいカヴァイエ=コルの楽器だと言う。

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お昼に食べた前菜は豪快生ハムメロン。

これで一人分です。

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午後はUsurbilのSalbador教会へ。

Mutin/Cavaillé-Coll (1907-1920)製作

ペダルの最低音は通常CC(ド)の音までだが、

この楽器は低いラ(AA)の音まである。

普通の楽器では弾くことの出来ないペダルの低いシの音が

出てくる、バッハの“ピエス・ドルグ”を弾かせてもらった。

みんなが見守る中

まだ聴いたことのないシの音が出てくる瞬間、

思った以上に遠くにあったその音を見事に外して、

「Oooooooohhhhh Noooooo」

と大笑いとため息に包まれた。

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レッスンの風景。

バスク地方はもちろん、

スペイン、フランス、イギリス、オーストリア、

チェコ、オーストラリア、韓国、日本と、

たくさんの国のオルガニストが集まった。

下は16歳から、上はおそらく70代と思われる方まで

年齢も様々。

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