この前の夏の旅の模様をもう少し、続けます。
ここからは、今回の旅で初上陸したオランダの記録。
コンサート後にスペインのパレンシア郊外から、深夜2時発のマドリッド空港行きバスに乗り込んで約半日、
アイントホーフェン空港からオランダに入った。
バスと電車を乗り継いで移動。
美味しい目玉焼きの黄身のようなオレンジがかった黄色と、青の配色が目に鮮やかなオランダ鉄道。
到着した日の夜は、ナイメーヘンNijmegenの聖スティーブンス教会 St Stevenskerk で行われるコンサートへ。
入り口の瀟洒な扉。
中に入る前から、昨日まで巡ったスペインのカトリック教会とはまるで違う気配が漂ってくる。
オランダの人々はとても背が高く、おばあちゃんでもわたしより大きい。
髪の毛は黄金色で、肌は透き通るように白く、瞳はブルーか淡いグレー。カラフルな洋服がよく映える。
そんな中にいると、自分がまったく違う人種だということを強烈に感じる。
「わたしだけ違う」、という環境に身を置いてみることは、実はとても大事なことのように思う。
L.ケーニッヒ(独)1776年製作
スケールが大きく、奥行きのある音。
ナイメーヘンの夕暮れ。
こんなかわいらしい家で生活している人々がいるんだなあ。