柿沼 唯氏作曲「華」の映像作品ができました!

7月の暑い夜に、川口リリア音楽ホールで

柿沼 唯氏の2つのオルガン作品の

録音と撮影を行いました。

はじめてのことで、

出来上がってきた録音を

穏やかな気持で聴くことはとてもできず、

部屋の中をうろうろと

落ち着きのない犬のように

歩き回っていましたが、

録音、撮影、映像のプロデュースをしてくださった

荒木 真さんに、

まるでひとつの映画のように仕上げていただいて、

感激しています。

 

 ゆらゆらと静かに揺れる水面からの始まりや、

向こうが透けて見えそうな蓮の葉や花びら、

光の使い方、

細かいところまで、どこを切り取っても素敵です。

 

カメラを何台も設置して、

なおかつ演奏中、まったく気にならないように

撮影してくださったのは、

鈴木りゅうたさん。

演奏にピタリと寄り添って、

かゆいところにさっと手を差し伸べてくれる、

オルガニストの野田 美香ちゃんが

アシスタントとして強力に助けてくれました。

素晴らしいホールとオルガンで

こころよく録音・撮影をさせてくださった

川口リリアの方々にも、

本当にお世話になりました。

 

  まずは2013年の春の初演から今まで

様々なところで演奏した「華」をごらんください。

 

お寺では何回演奏したかな?

この曲に合わせて壮大な

プロジェクション・マッピングが行われたこともありました。

東京はもちろん、大阪の羽曳野や宮崎、

パリ近郊のエピネー・シュール・オルジュと、

一緒に色んな場所を旅をしてきました。

これからも曲に育てられながら、

大事に弾いていきたいと思っています。