束の間の猫ライフ その2

ひとしきり遊んだ後、

朝の光の中ぼおっとしている王子。

ん?なに?

 

なによ。

となりの細い人たちが遊びに来た。

追い回す猫。

及び腰の犬。

早朝ばーんと私の布団の上に乗ってきて、

私の口を踏みつけながら、右へ左へうろうろ。

鼻をちょっとかじり、手で鼻を塞ぎ、

まつげで遊ぶ。

そのうちごろごろ言いながら、

わたしの首の上でお休みに。

 

愛はときに重く苦しい。

ともだちが旅から帰ったので、

ごろごろ星人はもういない。

あれ、なんだかさみしいぞ。